親子二代に渡ってフェイバリットなバンドだ。
ビートルズを聴くより先に、小学生の時から聴いてるんでカムトゥゲザーは彼らのオリジナルだと思っていた。
いろいろと聴いてみると彼らが特殊なバンドだという事が分かる。 アメリカのブルースに憧れたイギリス人の間でムーブメントとなったブリティッシュブルース。 ヤードバーズや初期のフリートウッドマック。それらのバンドに憧れて結成されたのが、エアロスミスなのだ。 ある意味、逆輸入バンドなのだ。
これは、彼らの個性を形成するのに非常に重要な要素である。と思う。 数年前、原点回帰的なブルースカバーアルバムをリリースしたが、ちょっと違うだろう?と思った。 原点回帰でブルースを取り上げるなら、ブラッククロウズの方が、よっぽどブルージーな音が出せるのだ。
エアロスミスはあくまで、英国人のフィルターがかかったブルースを演るバンドなのだ。
なまじ昔から聞いているので、79年の「Night In The Ruts」まで(ジョーペリーが一度脱退するまで)の第一期が好きだ。というか、そこまでが真のエアロスミスだと思っている。
で、彼らの数あるアルバムのなかで最高傑作と言えば、第一期の後しばらくして、ジョーペリーが戻ってきてオリジナルメンバーでの復帰第1作「Done With Mirrors」だ。
小さいときから聴いていたけど、ちょうどロックに目覚めてたくさんの音楽を欲していた時期に彼らはほぼ解散状態で、もう復活しないだろうと思われていたので、この復帰第1作を聴いた時にはホントに泣いた。 それまで聴いていた第一期のテンションとカッコ良さのまんまだったから。
ところが、である。売れなかったらしい。昔のまんまだったから?多分、活動していなかった間に彼らの遺伝子を受け継いだLAメタルブームなどがあって、人々のなかの"エアロスミス像"が少しズレたんだろう。
その後、「Permanent Vacation」以降彼らは順調にヒットし、再びその存在感を人々に示す事ができた。
でも、俺のなかでは「Permanent Vacation」以降の彼らは、"エアロスミスに似た別バンド"という気がしてならない。「エアロスミスを演じている、かつてエアロスミスだった人たち」な気がするのだ。
もし、エアロスミスが好きで「Done With Mirrors」を聴いた事が無い人がいたら、是非聴いてみて、その"エアロスミス純度"を感じ取って欲しい。
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